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はじまり。 - 皿子さんストーリー

Day 2

プロンテラ旧剣士ギルド前 9:00am

皿子 「シンディが来ないけど、一人で募集始めよう……」

メカ男 「ハルナ姉さん、おはようございます」

皿子 「あ、アランさん、おはよう」

メカ男 「露天出しながら手伝いまっせ」

皿子 「それは助かります」

RK男 「おはようございます。はじめまして。ギルドメンバーを募集しているときいて(ry」

皿子 「おはようございます。ええ、とても盛大に募集しています」

RK男 「ぜひ入れてもらえれば」

皿子 「歓迎します。私はマスターのハルナ=マテリエ。よろしく」

RK男 「オレは槍遣いのクロー。よろしく」

AB男 「やぁやぁおはよう、ハルナ。僕も加えてほしいな」

皿子 「ハンス…どこで話を聞きつけて…。あんたうざいからだめ」

AB男 「えぇ~。泣くよ~?」

皿子 「男が泣くとかさらにうざい」

AB男 「入れてくれないのー?僕のこと嫌いになったー?(´・ω・`)」

皿子 「はいはい、わかったわかった、入れます入れます」

AB男 「わ~ぃ」

プロンテラ旧剣士ギルド前 9:30am

皿子 「気づいたらなんかすごい列が出来てるんだけど…。昨日は誰も来なかったのに」

メカ男 「どうしたんでしょうねぇ」

影葱子 「おっはよう! ごめん! 寝坊しちゃった」

皿子 「おはよう。てか、なにこの列」

影葱子 「20人はいたよ」

皿子 「とりあえず、順番に話をしていかないと…」

修羅子 「お、やってますな」

皿子 「あれ、リリィまで…」

修羅子 「ハルナがいるとこならどこでも付いてくからね」

皿子 「そ、そうですか。っと、次の人を」

RG男 「おはようございます、ハルナ様」

皿子 「お、おはようございます。あら、額の傷はいかがなさいまして?」

RG男 「傷のひとつやふたつは男の勲章、気になさらず」

皿子 「そうですか。で、このギルドのことをどこでお知りに?」

RG男 「昨日、酒場でうわさになってましたぞ」

皿子 「なんとまぁ、情報の伝播が早いことで。立ち上げたのは昨日なのですが」

RG男 「そりゃぁ、ハルナ様がギルドを立ち上げたとあっては、すぐに噂になりますぞ」

皿子 「そ、そうですか」

影葱子 「ん?」

メカ男 「ん?」

プロンテラ旧剣士ギルド前 11:30am

皿子 「ふぅ、メンバーが20人になったけど、まだまだ希望者が…。てか、さっきより列長くなってない?!」

影葱子 「ざっと数えて50人くらいはいそうだけど」

皿子 「承認を得るには1人以上56人以下じゃないといけなかったわよね」

影葱子 「そうだねぇ。ギルドのレベルも上げないと」

皿子 「何も考えてなかった…。やることたくさんありそうね」

メカ男 「ギルドのレベル上げは俺に任せてください」

修羅子 「ここで私の出番がーー!」

AB男 「僕も僕も(*´∀`*)」

メカ男 「軽く数時間も狩りをすれば、あっという間にギルドのレベルなんて上がりますよ」

RG男 「そうですな」

修羅子 「というわけで、われわれは狩りにっ…」

AB男 「行ってくるよ♪」

皿子 「あ、はい」

影葱子 「ところでさ、この人数、全員メンバーにするつもり?」

皿子 「せっかく来てくれたし、できれば…?」

影葱子 「そうだねぇ…。まさかこんなに来るとは思ってなかったよ。ハルナの知名度なめてたよ」

皿子 「はい?」

影葱子 「いえ、なんでもございません?」

皿子 「そうですか」

プロンテラ旧剣士ギルド前 12:00am

ピク 「ギルドの末席に加えていただきたく参上したでござる」

皿子 「こ、こんにちは、はじめまして…って、今時傘オペラ…」

ピク 「これは我々アサシンの正装でござる」

皿子 「左様にございますか」

ピク 「最近のアサシンは堕落の一方。TCJも持ってないとか嘆かわしいでござる」

皿子 「左様にございますか」

ピク 「何卒、拙者の願いを叶えて頂きたいでござる。ハルナ様に出会えたのも何かの縁。よろしくたのもう…」

皿子 「あ、うん…よろしくね」

プロンテラ旧剣士ギルド前 12:10am

民夫 「お久しぶりです、ハルナさん!」

皿子 「あの…どちら様でしょうか。はじめまして」

民夫 「本当に覚えてない…んですか…」

皿子 「ごめんなさい…」

民夫 「何度もタナトスタワーパーティでご一緒しましたプレクトですよ。いえ、何度どころか10回以上は…」

皿子 「はじめまして、ハルナです」

民夫 「はじめましてじゃないですって」

皿子 「でも、私の記憶にはないんです、ごめんなさい」

民夫 「じゃぁ、今日こそ覚えてください、お願いします。プレクトです。そしてギルドに入りたいので、よろしくお願いします」

皿子 「はい、よろしくお願いします」

民夫 「本当に覚えてくれますか!?」

皿子 「えっと、お名前なんでしたっけ」

民夫 「も、もしかして、わざとやってるのか…?!」

皿子 「?」

民夫 「天然…なのか…?」

プロンテラ旧剣士ギルド前 12:30am

皿子 「こんにちは。大変お待たせしました」

砂男 「こんにちは。このギルドに入ると毎日いいものが拝めるって聞いて来たんですけど」

皿子 「いいもの?」

砂男 「確かにこれはいいものが拝めそうだ」

皿子 「いえ、意味がさっぱりわからないのですが」

砂男 「とにかく、ギルドに入れて貰えますか?」

皿子 「とりあえず今は全ての方に加入していただいてるので、お断りすることはないですけど…」

砂男 「それでは、よろしくお願いします!」

皿子 「よろしくお願いします。私がマスターのハルナ=マテリエです」

砂男 「僕の名前は、リュウ。本体はこっちの鷹の気もするけどね」

皿子 「それはよくある話です」

プロンテラ旧剣士ギルド前 1:23pm

皿子 「こんにちは」

ジェネ男 「こんにちは」

ジェネ子 「こんにちは」

ジェネ男 「僕たち兄弟で、ずっと旅してきてるんだけど、そろそろちゃんとどこかに落ち着きたくなって」

ジェネ子 「兄は製薬専門で、私は戦闘専門です。つい最近、兄はランカーの仲間入りができました」

ジェネ男 「その中でもまだ最下位だけど」

ジェネ子 「過去に一時的にGvGギルドにいたことはあるんですが、あまりいい記憶がないんです」

皿子 「といいますと?」

ジェネ男 「あ、いやいいんだ」

ジェネ子 「兄さん! もう前みたいな人たちのいるところはこりごり! ちゃんと話しておいたほうが…」

皿子 「あまりいい思いをされなかったことは、何となくわかりました。もし何かありましたら、すぐに相談してもらえれば」

ジェネ男 「そう言ってもらえると助かる」

皿子 「何かあって、それでも解決しなければ、いつでも脱退してもらって構わないです」

ジェネ男 「それはその時に考えるさ。気楽にやっていけそうだ」

皿子 「それでは、加入ということでよろしいでしょうか?」

ジェネ男 「ええ、もちろん」

ジェネ子 「兄弟でよろしくお願いします」

皿子 「ランカーさんが仲間になってくださるのは心強いです」

プロンテラ旧剣士ギルド前 3:45pm

皿子 「こんにちは…」

はいうず子 「こんにちは…はじめまして…ハイウィザードになったばかりのキキです」

皿子 「マスターのハルナです」

はいうず子 「ギルドに入れば経験を積めて、いろんな狩場へいけるって聞いたんですが…」

皿子 「お一人で狩りされるよりは、多様な狩場へ行くことはできると思いますけど」

はいうず子 「あの、私、とてつもなく、狩りが下手くそなんですけど、大丈夫でしょうか…」

皿子 「お言葉ですが、よく転生できましたね」

はいうず子 「お恥ずかしい話ですが……買いました」

皿子 「なるほど…」

はいうず子 「このままではいけないと思って、やはりギルドに入ってもっと勉強しないとって思ったんです。そしたら丁度メンバーを募集していたので、お話をと…」

皿子 「基本、来る者は拒まない方針ですが」

はいうず子 「皆さんの足を引っ張らないように頑張りますのでお願いできませんでしょうか…」

皿子 「ええ、歓迎します」

プロンテラ旧剣士ギルド前 6:20pm

皿子 「ふぅ…やっと列がなくなった」

影葱子 「おつかれさま」

皿子 「レベル上げもしてもらってしまったし、今日はとりあえず終わりにしましょうかねぇ」

影葱子 「うんうん。軽く飲みにでも行こうよ」

皿子 「さすがにもう寝たいわ…」

影葱子 「あれ、早いね」

皿子 「もうくたくただってば。元気があれば狩りも行きたかったけど、仕方ないね」

影葱子 「で、結局何人になった?」

皿子 「50人くらいかな? なんか男ばっかり…女性が5人しかいない」

影葱子 「そりゃぁ、まぁ、マスターが女なら、ねぇ」

皿子 「そういうものかな」

影葱子 「多分、ね」

皿子 「ギルド作ってみたものの、どうやって運営してけばいいのかよくわかんないなぁ。とりあえず会議とかしてみればいいの?」

影葱子 「どっかの酒場を貸切にして、宴会でもすれば?」

皿子 「それはシンディが飲みたいだけでは…」

影葱子 「そうともいう」

皿子 「ま、明日考えよう。リヒタルゼンに戻るわ」

影葱子 「ん、おやすみ」

リヒタルゼン ジョンダ本社前 7:10pm

皿子 「寝るとかいいつつ、来てしまいました」

ジョンダ 「こんばんは、ハルナさん。倉庫を利用しますか?」

皿子 「そうですね、いつもの出してもらえますか?」

ジョンダ 「かしこまりました。ところで、ギルドを結成されたとか」

皿子 「ええ、作りました」

ジョンダ 「ハルナさんでしたら、うまく運営していけそうですね、勘ですけど」

皿子 「ありがとう。そう思っておきます」

ジョンダ 「素直に受け入れてくださると嬉しいです。はい、こちら品物です」

皿子 「ありがとう」

ジョンダ 「ずっと大事にされていますね」

皿子 「そうですね」

ジョンダ 「きっと思い出の品なのですね」

皿子 「そうかもしれませんね。ちょっとお話できて楽になりました。ジュノーに戻って寝ますね。これはまた倉庫にお願いします。おやすみなさい、また明日」

ジョンダ 「はい、確かにお預かりしました。おやすみなさい、ハルナさん」

プロンテラ メインストリート 8:28pm

AB男 「キキさん!(`・ω・´)」

はいうず子 「あ、はい、なんでしょう…」

AB男 「こんな時間まで若い女の子がうろうろしてるのは危ないですよ」

はいうず子 「あ、はい、ごめんなさい…」

AB男 「そんなに警戒しないでっ。同じギルドメンバーなんだし、ね(´・ω・`)」

はいうず子 「ご、ごめんなさい」

AB男 「あ、僕、ハンスって言うんだけど! 支援専門のアークビショップ。よかったら明日にでも一緒に狩りに行かない?」

はいうず子 「え、で、でも…まだまだ未熟でアークビショップ様にはついていけそうもないです…」

AB男 「そんなの気にしなくていいよ!僕が合わせるから、ね? 約束したよ!」

はいうず子 「え、えっ…」

AB男 「明日、朝10時にプロの大聖堂の前で待ってるから、絶対来てよ~!」

はいうず子 「…どうしよう」

ゲフェン酒場 9:55pm

民夫 「やっぱり覚えてもらえてなかった…そしてまた覚えてもらえてない…」

影葱子 「残念だったね」

民夫 「なぁ、もうあれはわざとやってるようにしか見えなくなってきたよ」

影葱子 「んー? そうかもしれないねぇ。ハルナはああみえて、めちゃくちゃSですから」

民夫 「そ、そうなのか…!? 清楚で礼儀正しくて、そして乳がでk」

影葱子 「え、それはさすがに幻想では…」

民夫 「だが、ドSも悪くない気が…」

影葱子 「ぇ」

民夫 「なんとかハルナさんを誘って、狩りに行くんだ。そして確かめる!」

影葱子 「実は、ハルナはあんたのコト嫌いだったりしてね」

民夫 「そんなことはない! 絶対ない! ほら、好きな人はいじめたくなるって言うじゃん」

影葱子 「…だめだこりゃ」


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